パーク21 タイムズ
パーク24は、24時間無人時間貸し駐車場事業で成長してきた。同社では、この事業を「一般タイムズ事業」と呼んでいる。遊休地に無人管理機器「パークロック」を設置し、15分もしくは20分単位で、買物客やビジネスユースに駐車スペースの時間貸しを行うものである。
従来、駐車場賃貸事業は、月極駐車場が主流だった。「数年もしくは数ヶ月単位の駐車スペースの提供」するサービスである。
パーク24は、この月極駐車場のサービスを時間的に小口化した。同社は、土地所有者と、基本的には2年契約の土地賃貸借契約を交わす。これを、顧客にはそのままの時間単位で賃貸せずに、15分もしくは20分単位まで小口に分けて賃貸するのである。
小口化すると、交渉や決済など取引コストが増加する。大口顧客に販売すれば、一度で多くの金額を売り上げることができるが、小口化すると取引数を稼がなくてはならない。取引数が増えれば、取引コスト総額は増加してしまう。よって、単に製品・サービスを小口化するだけでは、ビジネスは成立しない。
それを解消しているのは、まずパークロック・システムである。月極駐車場ならば無人管理にして料金徴収は月一回徴収すればよい。しかし、時間貸しをしようとすれば料金徴収のために有人管理にしなくてはならない。しかし、パークロック・システムは、無人での時間貸しを可能にした。
それに加えて稼働率を高めるさまざまなしくみがある。第一に、需要予測力である。立地を見れば、情報システムとこれまでの経験により、おおよその稼働率が予測できるという。高い稼働率を達成できる立地を選定する。
第二に、タイムリーな活動である。情報システムによりリアルタイムで利用状況が把握できるで、価格の変更やチラシの配布が適時に実施できる。
その他に、マイレージサービスや空車情報の提供などを駆使して、高い稼働率を維持して、利益をあげている。
情報源:伊藤・高室(2010)『1からのサービス経営』
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